みどりの歯科クリニック

つくば市みどりの駅の歯科

029-875-8921
〒305-0881 茨城県つくば市みどりのA70-8

ブログ紹介

上記のQRコードを携帯電話で読み取りますと医院の情報がご覧になれます。

HOME»  ブログ記事一覧»  ブドウの科学

ブドウの科学

  • 件 (全件)
  • 1

【連載26】ブドウの科学 3.スペインを代表する2大品種


スペインの主なブドウ品種
右上図は、スペインの主なブドウ品種を、栽培面積の順に並べたグラフです(*1)。
この上位10品種が、全栽培面積の7割強を占めています。

中でも、第1位のアイレンと2位のテンプラニーリョは、3位以下を圧倒しています。
この2品種だけで、全栽培面積の4割以上を占めています。

世界的にもスペインに偏在
アイレンは、世界的に見てもスペインに偏在しています(*2)。
実に、世界の栽培面積の99%以上をスペインが占めています。

その傾向は、テンプラニーリョも同じです。
世界全体の約9割をスペインが占め、ポルトガル、アルゼンチンが続きます。

アイレン(Airen)
アイレンは、スペイン原産の白ブドウで、その栽培には長い歴史があります。
数多いブドウ品種の中で、2004年時点では栽培面積が世界第1位でした。

しかし、その後は栽培面積、順位共に後退を続けてきました。
最近では、テンプラニーリョなど黒ブドウへの植え替えが進んでいます。

テンプラニーリョ(Tempranillo)
テンプラニーリョは、スペイン北部が原産の黒ブドウです。
古代ローマの文献にも、「ヒスパニアで栽培されるテンプラニーリョ」の記述が見られます。

最近の、品種毎栽培面積の世界ランキングでは、アイレンよりも上位です。
そして、ワイン用黒ブドウ品種に限ると、世界第3位です。

(注記)
(*1) OIV(2017); Distribution of the World's Grapevine Varieties, the International Organisation of Vine and Wine(OIV).
(*2) OIV(2018); Grapevine Varieties' Area by Country 2015(Latest update; March 2018).


 





 

2019-03-17 12:00:00

折りたたむ

【連載26】ブドウの科学 2.世界のブドウ栽培と生産量


今では世界中の色々な国で、ブドウが栽培されています。

ここでは、その中でも特にブドウ栽培が盛んな国はどこか?
そして、そのブドウは何に使われるか? についてお話ししましょう。

主要国のブドウ栽培面積
右上図は、世界の主要国のブドウ栽培面積です(*1)(*2)。

収穫したブドウの、半分以上がワイン原料となる国が、赤色と黄色です。
赤色は西欧の国、黄色はニュー・ワールドの国です。

世界第1位はスペインで、3位フランス、4位イタリアと続きます。
これら伝統的なワイン生産国では、ブドウ栽培面積も大きいことがわかります。

一方、ブドウの半分以上を果物として生食する国が、緑色です。
その代表例が、世界第2位の中国です。

ブドウ生産量
右中図は、世界の主要国のブドウ生産量です。

ダントツの世界第1位は、大半を生食する中国です。

それに続く、2位イタリア、4位フランス、5位スペインが、伝統的なワイン生産国です。
3位の米国は、ニュー・ワールドと呼ばれる新しいワイン生産国です。

ワイン? それとも果物?
右下図は、主要国におけるブドウの用途を、世界地図上に円グラフ表示したものです。
紫色はワイン、黄色が干しブドウ、そして緑色は生食(果物)です。

ユーラシア大陸の西方と東方では、ブドウの用途が異なることがわかります。

すなわち西方のヨーロッパでは、ほとんどが醸造されてワインになります。
一方、東方のアジア方面では、ほとんどが果物として生食されています。


(注記)
(*1) OIV(2018); Statistical Report on World Vitiviniculture 2018, International Organisation of Vine and Wine(OIV).
(*2) 参考: 国連食糧農業機関のデータ(FAOSTAT)(2017).


 







 

2019-03-10 12:00:00

折りたたむ

【連載26】ブドウの科学 1.ブドウ栽培の歴史


ヨーロッパ
ワインに使われる代表的なブドウの種は、ヨーロッパ・ブドウ(学名:Vitis vinifera)です。
その栽培の歴史は古く、原産地コーカサス地方では、BC3,000年頃に遡(さかのぼ)ると言われます。

やがて、このブドウはギリシャからローマに伝えられました。
そして古代ローマの領土拡大と共に、ブドウ栽培も地中海世界の全域に広がったのです。
当時ガリアと呼ばれたフランスでも、ボルドー、ブルゴーニュ、ローヌなどで栽培が始まりました(*1)。

さらに中世になると、カトリック修道院におけるブドウ栽培が盛んになりました。

このようにヨーロッパの国々には、長いブドウ栽培の歴史があります。
その代表とも言えるのが、フランス、イタリア、スペインなどです。

ニュー・ワールド(新世界)
大航海時代に、ヨーロッパ人により発見された新大陸を、ニュー・ワールドと呼びます。
具体的には、南北アメリカ大陸、オーストラリア大陸、およびその周辺の島々です。

ニュー・ワールドでは、ヨーロッパ人の入植が始まった15~17世紀から、ブドウ栽培が始まりました。
代表的な国としては、米国、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、南アフリカなどです。

(注記)
(*1) 9年におよぶ戦いの末、広大なガリアの地をローマの支配下に入れたのは、カエサル(シーザー(Julius Caesar))でした。 彼は、戦いの中で敵が潜むのを防ぐため、豊かな森林を容赦なく伐採しました。 そして、その地でブドウ栽培をするよう、ガリアの人々に勧めたのでした。

 




 

2019-03-03 12:00:00

折りたたむ

  • 件 (全件)
  • 1