みどりの歯科クリニック

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【連載25】今年の干支は亥(い) 6.なぜブタが絶えた?(2.神道と穢れ)

【連載25】今年の干支は亥(い) 6.なぜブタが絶えた?(2.神道と穢れ)


律令制の整備が進む
飛鳥時代の日本では、中央集権的な国家を目指して、律令制の整備が進められました。
さらに平安時代中期の967年には、律令の細則である「延喜式」が施行されました(*1)。

全50巻から成る延喜式の最初の10巻は、神道の祭祀(さいし)を扱った部分です。
その第3巻には、穢れに関する重要な規定があります。

穢(けが)れに触れたら忌(い)め
そこでは、「穢れ」として「死・産・食肉」の3つを上げています(*2)。
そして、各々に触れた場合に忌むべき日数を、次のように定めています。

人の死は30日、産は7日、
六畜の死は5日、産は3日、
その食肉は3日

ここで、産とは出産を意味します。
また、六畜とは馬・牛・犬・羊・豚・鶏を指しますが、注記で鶏を除外しています。

社会全体に広まる
国家の法律である律令が、「肉を食べると穢れる」と規定したことの影響は、少なくありませんでした。

この神道の穢れの意識は、まず支配階級である貴族たちの間に浸透して行きました。
やがて時の流れと共に、それが庶民の間にも広まったと考えられています。

こうして、社会全体が「肉を食べると穢れる」と考えるようになりました。

(注記)
(*1) 皇典講究所,全国神職会 校訂(1929):延喜式、上巻、大岡山書店、昭和4至7.
(*2) 尾留川方孝(2013):穢れと供物の相対性―釈奠と神祇祭祀の差異から論じる成文化当初の穢れ観念―, 中央大学人文科学研究所,人文研紀要, 第77号, p.231-262.


 

 

2019-02-10 12:00:00

干支(えと)