みどりの歯科クリニック

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【連載26】ブドウの科学 9.祖国フランスからカルメネールが消える

【連載26】ブドウの科学 9.祖国フランスからカルメネールが消える


栽培地が大きく偏在
現在、カルメネールの栽培面積は世界全体で1.9万ha、
カベルネ・ソーヴィニヨンの33.7万haと比べると、約1/18 しかありません(*1)。

右上図では、その国別内訳を大きい順に並べました。
第1位はチリです。第2位の中国と合わせると、全世界の99%以上を占めています。

この2国に大きく離れて、第3位のブルガリア、そして第4位の米国が続いています。

西欧諸国の名が見られないのも、カルメネールの顕著な特徴です。

ボルドーのブドウが襲われた
カルメネールの原産地はボルドーで、かつてはグラーヴなどで広く栽培されていました。
しかし1852年にウドンコ病が流行し、カルメネールも大きな被害を受けました。

さらに1863年には、ローヌ地方でフィロキセラ(和名:ブドウネアブラムシ)が発生、
フランス全土だけでなく周辺諸国にまで広がり、ボルドーのブドウも壊滅的な打撃を受けました。

その後のブドウ畑再生では、栽培が難しいカルメネールは敬遠され、別の品種が植えられました。
こうしてカルメネールは、原産地ボルドーから姿を消してしまったのです。

(注記)
(*1) OIV(2018); Grapevine Varieties' Area by Country 2015(Latest update; March 2018).


 





 

2019-04-28 12:00:00

ブドウの科学