みどりの歯科クリニック

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【連載26】ブドウの科学 10.チリで蘇ったカルメネール

【連載26】ブドウの科学 10.チリで蘇ったカルメネール


チリでブドウ栽培が始まる
フィロキセラ禍が西欧のブドウを襲う少し前、1850年代初めのことです(*1)。
フランス・ボルドーから、挿し木用のブドウの枝(挿し穂)が、南米・チリに持ち込まれました。

挿し穂の中には、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローと共に、カルメネールの枝も見られました。

ところが、その枝をブドウ畑に植え付ける際、メルローとカルメネールを混在させてしまったようです。
そしてこの2品種は、収穫されワインになっても区別されず、メルローと呼ばれていました。

チリ産のメルローはカルメネールだった
そのなかで、チリのワイン産業は順調に発展し、世界各地にワインを輸出しはじめました。
すると、チリ産のメルローは従来のメルローとは違う、と専門家の間でも話題になりました。

そしてこの謎を解いたのが、フランス・モンペリエ大学のブルシコ(J.M. Boursiquot)教授でした。
1994年、彼は問題のブドウをDNA解析し、次のように結論づけたのです。

「チリでメルローと呼ばれる早熟のブドウ品種は、ボルドー原産のカルメネールである。」

(注記)
(*1) Sandy Block,MW(2007): When I first heard about Carmenere,I was certain it was a hoax.


 




 

2019-05-05 12:00:00

ブドウの科学