みどりの歯科クリニック

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【連載27】伝説の花たち 1.ワスレナグサ:どんな花?

【連載27】伝説の花たち 1.ワスレナグサ:どんな花?


私を忘れないで!
ワスレナグサ(勿忘草) と言う名は、明治時代に川上らが英名 "forget-me-not" の直訳、として紹介したことから始まりました(*1)。

そこでは、「口語調の命令文」だった英名が、たった一語「勿忘草」に集約されました。
そのため、「珍しいうえに親しみやすい」英名の特徴が、失われたようにも感じられます。

「私を忘れないで!」などと名付けていたら、この花はもっと人気者になれたかも知れません。

ワスレナグサ属
ワスレナグサは、ムラサキ科ワスレナグサ属の種の総称です。

その属名"Myosotis"は、ギリシャ語の"myos(鼠)"と"otis(耳)"を合成した語です。
細長く軟毛に覆われた葉が、「鼠の耳」のように見えることに由来します。

日本の代表的な種
ワスレナグサ属は全世界に約70種類が分布し、日本でも数種が見られます。

第1はエゾムラサキ(M. sylvatica)、唯一の日本在来種で、北海道と長野県に自生しています。

第2はノハラワスレナグサ(M. alpestris)、明治時代に初めて日本に渡来したワスレナグサ属の外来種です。

第3はシンワスレナグサ(M. scorpioides)、西欧産の基本種です。
その名は、枝上に並ぶ花の列(花序)が、サソリ(scorpion)の尾のように、曲がっていることを示します。

これまで、上記第3の和名は属名と同じワスレナグサでしたが、最近は「シン(真)」を冠して他種と明確に区別しています。

一方、園芸業界では、上記第1、2 およびその交配種を、ワスレナグサと呼んでいます。

分布・形態・花の形状・色など
ワスレナグサは、野生化して北海道、本州、四国に広く分布しています。
日当たりと水はけが良い湿地を好み、耐寒性に優れるも、暑さに弱いのが特徴です。

多年生植物の宿根草ですが、日本では夏の暑さに耐えられないため、一年生植物として扱われます。

花期は3~5月、色は青、ピンク、白、黄色などで、直径1cm以下の小さな5弁の花を、数多く咲かせます。

(注記)
(*1) 川上滝弥,森広(1910):花 第5版, 裳華房,明治43年11月, (初版は,明治35年(1902年)).


 





 

2019-05-19 12:00:00

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