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【連載28】ホシザキユキノシタ 4.ABCモデル

【連載28】ホシザキユキノシタ 4.ABCモデル


花の発生(ゲーテは正しかった)
文豪ゲーテは『植物変態論』で、「花は葉が変化してできた。」と主張しました。
しかし、それが科学的に証明されたのは、それからニ百数十年を経たごく最近のことでした。

そのベースとなったのが、花の発生を遺伝子の発現から説明するABCモデルです。
1990年代はじめに米国のMeyerowitzらにより提唱され、今では教科書にも載っています(*1)。

このモデル(右上図)は、発生する花の器官と発現する遺伝子、の関係を示しています。
例えば、がくの発生ではクラスAの遺伝子が発現し、花弁ではAとB、雄しべではBとC が発現します。

ABCモデルと花弁の変化
右下図は、ABCモデルをホシザキユキノシタに適用したものです。
ここでは仮に、花弁5枚が全て雄しべに変化した場合を想定します。

右上図と比べると、クラスAの遺伝子発現領域は狭まり、がくが発生するW1だけに絞られます。
代わりに、クラスCの発現領域は広がり、右上図で花弁が発生するW2にまで及びます。

その結果、クラスAとBの発現領域は消滅し、代わりに、クラスBとCの発現領域がW3から(W2+W3)に広がります。
こうして、このホシザキユキノシタでは花弁は消滅し、代わりに雄しべが発生します。

ホシザキユキノシタの生育地
ホシザキユキノシタは、筑波山の男体山山頂に自生する他、筑波山神社などにも生育しています。

また、植物園では下記などで見ることが出来ます。

 ・筑波実験植物園 (茨城県つくば市)
 ・国営昭和記念公園 (東京都立川市)
 ・東京都薬用植物園 (東京都小平市)
 ・京都府立植物園 (京都市左京区)

(注記)
(*1) E. Coen and E. Meyerowitz(1991): The war of the whorls: genetic interactions controlling flower development. Nature 353, p.31-37.

 





 

2019-07-14 12:00:00

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