みどりの歯科クリニック

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【連載33】ギリシャ神話とアネモネ 1.美少年を愛する女神たち

【連載33】ギリシャ神話とアネモネ 1.美少年を愛する女神たち


愛の女神の激怒が美少年を生む
その昔、アッシリアの国に、王テイアスと王女スミルナがいました(*1)(*2)。

王女は愛の女神である、アフロディーテを崇拝しませんでした(*3)。
女神はそのことに激怒し、王女が父である王を愛するように、変えてしまいました。

やがて、王と王女の間に男の子が生まれました。
その子アドニスは生まれた時から、この上ない美少年でした。

アドニスを愛する2女神
そのあまりの美しさに、アフロディーテは彼を密かに、女神ペルセポネに預けることにしました(*4)。
ところが、一目アドニスを見たペルセポネも、すっかり彼に魅せられてしまいました。

主神ゼウスが仲裁する
アドニスをめぐって2女神が争うなかで、ギリシャの主神ゼウスが、仲裁に入りました。
そして1年を3つに分け、アドニスと2女神に次のように命じました。

「最初の3分の1はアドニスが1人で過ごし、次の3分の1はペルセポネと一緒、残り3分の1はアフロディーテと一緒に過ごしなさい。」

ところが、アドニスは最初の3分の1もアフロディーテと過ごしたので、ぺルセポネは不満を募らせました。

アドニスの死
そして結局は、アドニスは狩りを楽しむなかで、イノシシに突き刺され死んでしまいました。
これが、紀元前5世紀以前の古代ギリシャの文献を基にした、ギリシャ神話(*1)の概要です。

一方、古代ローマの詩人オウィディウスは、神話に娯楽性を加味した名著「変身物語」を残しています。
そこには上のお話しの続き(?)がありますので、次回にご紹介しましょう。

(注記)
(*1) Apollodorus, The Library, VolumeⅡ, by J. G. Frazer, London, William Heinemann Ltd. 1921, p.87(Ⅲ,14.4).
(*2) アッシリアは、チグリス・ユーフラテス川の上流で、現在のイラク北部地域です。
(*3) アフロディーテ(Aphrodite)は、ギリシア神話における愛と美の女神で、ローマ神話のヴィーナスと同じです。
(*4) ペルセポネ(Persephone)は、ギリシア神話における冥界の女王で、主神ゼウスの娘です。


 



 

2020-06-07 08:00:00

ギリシャ神話とアネモネ